目指すは“北海道のオンリーワン”
起業家支援にも手厚いサポート

冬の風物詩「ランタン祭り・スターフェスタ in ATSUMA」

道央ベルト地帯に位置し、札幌から車で約1時間半、新千歳空港からも約35分とアクセス良好な立地にある厚真町。一面に広がる田園風景が印象的なまちの農業の中心は、明治の開拓期から行われてきた水稲栽培である。樽前山の火山灰が勇払原野の豊かな水源地を覆うことで大地の下に地下水の層を形成。“自然の水耕栽培”のような役割を果たし農作物に適した土壌が作られるのだ。まちを代表する「さくら米」は食味の良さからブランド米として返礼品でも人気。畜産業は肉牛、酪農、養豚などが盛んで特にブロイラーは生産から製品化まで一貫生産されている。林業では植林や治山事業、漁業では資源管理型漁業の推進など、環境保全への取り組みにも積極的だ。

　また、厚真町では起業家の支援にも注力。「あつま次世代開拓民育成プロジェクト」というふるさと納税の寄附金を活用したまちづくり施策の一つで、官民一体で有望な人材を発掘・育成・選考する「ローカルベンチャースクール」や「厚真町農業担い手育成センター」など長期的展望に立った試みは多方面で反響を呼んでいる。他方、子どもの教育に関しては、町内に2カ所ある学区で、英語教育、防災教育、ふるさと教育など施設分離型の小中一貫教育を推進。学童保育でも木を使った遊び場を作る「厚真冒険の杜プロジェクト」など独自性の高い活動も行っている。

　厚真町のこうした産業、教育などにおける“未来志向”の背景には、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震がある。未曾有の被害に対して物心両面で全国から支援が届けられ現在も復興への途上にあるまちでは“諦めないまち”を掲げインフラなどの復旧はもちろん、徹底した災害・防災対策を推進。さらに、ＳＤＧｓやゼロカーボンタウン構想など、未来に向けたまちづくりを推し進めているのだ。

　大地や森や海を守り、人を育てることで“北海道のオンリーワン”のまちへ。厚真町の挑戦は続いている。

厚真町特産ハスカップ

このまちの返礼品

北海道放牧豚
無添加ソーセージセット
5種

寄附金額： 15,000 円～

広大な大地で健康に気を配った飼料で育てられた放牧豚を使用。徳島県産和三盆糖や伊豆諸島産の伝統海塩、天然腸などこだわりの原材料を加えた逸品。濃い赤みで適度な弾力、甘みのある脂が美味。一流シェフにも選ばれた逸品（※）。結着剤・発色剤・保存料は一切不使用。
※放牧豚ウインナー（100g）は「北のハイグレード食品」選定