一年を通じ温暖な“北の湘南”
「旅先納税」でまちの魅力を満喫

内浦湾に面した“北の湘南”伊達市の空撮

対馬暖流の影響で四季を通じて温暖であり、北海道にあって降雪量が少ない伊達市は“北の湘南”とも称される。北海道の中央南西部、内浦湾（噴火湾）に面し、札幌市と函館市の中間にある人口約3万2000人の都市である。

　市内には約7000年前の縄文時代初期の遺跡「北黄金貝塚」があり、これを含む北海道・北東北の縄文遺跡群は、世界遺産に登録されている。

　2006年には旧大滝村（現「大滝区」と飛び地合併。内陸部にある大滝区は、温暖な沿岸部とは異なる雪深い地域であり、支笏洞爺国立公園の中心に位置する。道央圏と道南圏の観光エリアを結ぶ好立地ともなっており、三階滝や天然温泉・北湯沢温泉郷など美しい観光資源がある。

　北西部には20世紀に4度の噴火活動が観測された活火山・有珠山がそびえ、周辺地域には火山灰が堆積している。実はこの火山灰が水はけのよい火山灰土壌を形成。ここに温暖な気候が加わって、今や100種200品目もの野菜が収穫され、多くの品種でトップクラスの生産量を誇る北海道有数の農産地となっている。

　伊達市ではさらなる農業の活性化のためスマート農業に着手。ＩＣＴを活用して作業の省力化を図るとともに、環境制御型農業を実践し、新たな農業の担い手の育成を進めている。

　また、従来の形式とは異なるふるさと納税の新たなかたち「旅先納税」を導入。伊達市を訪れた際に、スマホでふるさと納税ができ、返礼品として市内の加盟店で利用できる電子商品券を付与している。これまで参画が難しかった飲食店や体験型施設も加わり市内経済も活性化。「伊達野菜」の取り扱い量が多く、道の駅で来場者数道内トップクラスの「伊達市観光物産館」など、約80の店舗で利用できるようになった。

　温暖な気候、世界遺産、豊かな自然景観や天然温泉などの観光資源に加え、スマート農業や旅先納税など、先進の取り組みで、伊達市はその魅力を発信している。

冬は雪深い大滝区にある落差16mの三階滝

このまちの返礼品

黄金豚挽肉 200g×11パック

寄附金額： 10,000 円～

伊達市のブランド豚「黄金豚」の挽肉。「黄金豚」は繊細な肉質の三元豚で、通常飼育150日のところ180日を基準として飼育している。そのため、ストレスがかからず免疫力も強く育つため、余分な薬を使わず安全安心。きめ細かな肉質で脂身に上品な甘みがある。

牧家（Bocca）プリン三昧

寄附金額： 10,000 円～

牧家（Bocca）で人気のプリン「白いプリン」「クレームブリュレ」「塩キャラメルプリン」の詰め合わせ。自社牧場や伊達市近郊の牧場で採れた新鮮で良質な生乳を主原料とする「だて牛乳」を使用。風船に入った可愛いさあふれるプリンは、爪楊枝で割って食べるプロセスが楽しい。子どものおやつや家族・友人で堪能できる。